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NOT A HOTEL DESIGNCOMPETITION2024応募案
用途 :ホテル
構造 :RC造/鉄骨造
設計 :ナカノ設計店+浦本義幸+MARUCLAY
私たちが周辺環境との間で強い一体感を感じる瞬間は、身体と環境とのバランスを取るときではないではないでしょうか。
カヌーで川を下る。
自転車で風を切る。
森を散策する。
降りしきる雪を踏みしめながら家路につく。
身体と環境を同時に「つかう」とき、 人は環境と深くつながることができます。
私たちは敷地内の環境を顕在化するように先ず様々な庭を設計しました。室内は庭に適応するように寄り添わせます。
室内はあくまで庭の背景、そして透明な中心としています。
それぞれの庭はその異質性を認め合うように寄り添い合っています。
そこに広がる風景はきっとおおらかで普遍的で、ポリフォニック(多声的)なものになると信じています。
この提案は、単なるホテルや別荘の刷新ではありません。私たちが目指すのは、「みんなの実家」という概念の再構築です。空間を「つかう」という体験を共有することで、懐かしさを感じる場所、日常の心地よさがある場所を、新しい形で作り直したいと考えました。
誰もが帰りたくなるような共有の実家―それこそが、最も贅沢な空間となるはずです。













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